Vol.2

亡き猫さんへの愛。亡き猫さんからの愛。


大切な猫さんとのお別れに想うこと
猫さんのお留守番が快適であるよう、お手伝いさせていただくキャットシッターをしていると、猫さんと暮らす、たくさんの方とお話をする機会をいただくことになります。

キャットシッターとして16年が経ちますので、先代猫さんから代替わり、というケースも増えてきました。

そんな中、感じるのは、先代の猫さんをこんな風に亡くしたから、同じことにならないよう、次の子には、こうしてあげたい、という想いをお持ちの方がとても多い、ということ。
亡くなった猫さん、愛されているな、と、そう感じます。

「愛されていた」ではなく、「今も変わらずに愛されている」です。

猫さん、犬さんと暮らしていて、その旅立ちを見届けたあと、「あの時、ああしていれば」という想いがこみあげてくるのは、致し方のないことだと思います。

でも。
その時は、その時の状況で、精いっぱい、猫さん、犬さんに向き合っていらしたはず。

そこを思い出していただきたい、そう思うのです。

亡くなった猫さんにできなかったことを、今の子に、という想い、この想いはつまり、亡くなってしまった猫さんへの深い愛からくるものだということも、 痛いほどに伝わってきます。

亡くなってしまったけれど、今もなお、愛され続けている猫さん。しあわせですよね。

猫さんへの愛は、猫さんの姿が、そこになくなってしまってからもずっと、続くのだなと、そう思うのです。

そして何よりも。
猫さんからの愛もきっと、ずっとずっと、私たちを包んでくれていること、忘れずにいたいですよね。

私のもとから、天国へと旅立った子たちを想うたび、自身にも、そう言い聞かせています。



■福猫本舗
猫さんの食と快適暮らしのアドバイザー
ペット食育協会・ペット食育上級指導士 鈴木美由起





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