VOL.27 久しぶりのうめちゃんとパチャさん/2004年3月29日・土曜日(出会いから154日)
久しぶりに実家へ。
私の声を聞きつけて、玄関にお出迎えに来てくれた、実家の猫、パチャさん。
パチャさんを見て思わず笑ってしまった。
パチャさんはチンチラシルバーの男の子。
チンチラと言えば、毛の長さとか美しさが魅力の一部というべきだろうに、何と、丸刈りにされていたのだ。
顔の毛はほどほどの長さが残されているのに、体はしっかり刈ってあるから、顔と体のアンバランスさがとても面白い。
パチャさんはブラッシングが大嫌い。
どんなに優しい声をかけながらでも、駄目。
すぐに嫌がってしまう。
ついには、爪をたててしまうから手に負えない。
いけないと思いながらも、ブラッシングはどうしても毛の先だけになってしまい、結局たくさんの毛玉が出来てしまったらしい。そしてついに毛を刈るしかなくなったというのだ。
丸刈りの姿を見て笑いが止まらない私の顔を「そんなに笑わないでよ」と言いたげな表情でじっと見ているパチャさん。
「ごめん、ごめん。パチャさん、かわいいよ。でも、ブラッシングは我慢しないとね」と言うと、「ブラッシングはイヤだよ」と言わんばかりに私におしりを向け、バッグの中のうめちゃんをのぞきこむ。
「あ、うめちゃん、ごめんね」あわててうめちゃんをバッグから出してあげる。
パチャさんとうめちゃんは、少しの間、お互いをクンクンし、すぐに先を争うように私の部屋まで駆けて行った。
遊びの始まりだ。
はじめて対面させた時はどうなることかと心配したけれど、いつの間にかすっかり仲良しになったパチャさんとうめちゃん。
この2日間は、きっと楽しく過ごしてくれるだろう。
■前の「相棒猫日記」へ
■次の「相棒猫日記」へ
■「相棒猫日記」の目次へ