VOL.26 うめちゃんの元気は私の元気/2004年3月1日・月曜日(出会いから126日)
とても静かな夜。
チッチッチという、鳥の鳴き声のような涼やかな音が耳に響く。
寝ぼけた頭で考える。
「ん?鳥?」
目を開けてみると、うめちゃんがお水を飲んでいた。
小さな舌を器用に何度も動かしている。
その度にチッチッチと、かわいらしい音がするのだ。
「うめちゃん、お水、おいしいね。いっぱい飲んでね」と声をかけ、ベッドの中からしばらくその様子を見ていた。 しあわせのひととき。
うめちゃんがごはんを食べてくれれば「今日も食欲はあるな」と安心し、お水を飲んでいるのを見れば「男の子だから特に水分が大事なんだって。いっぱい飲むんだよ」と声をかけ、おしっこの回数や量を観察し、うんちをすれば「よかった、今日もうんちが出たね」と言っては喜び…。
うめちゃんが私のところへ来て以来、そんな日がずっと続いている。
うめちゃんは今日も元気だと実感できる、それら当たり前のことがとてもありがたくて、とても嬉しいのだ。
私は、うめちゃんとの生活がとても気に入っていて、うめちゃんとの生活をとても大切だと思っていることに改めて気がつく。
うめちゃんも、そう思っていてくれるといいのだけれど。
うめちゃんが快適であるために、できることは何でもしてあげたいし、うめちゃんの、少しの体調の変化にも気が付いてあげたい。
だって、うめちゃんは、他の誰でもない、私のところへ来てくれたのだから。
うめちゃんが、私におおきなしあわせをくれたおかえしに、私はうめちゃんを、うんとしあわせにしてあげたいと思う。
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