VOL.15 警戒心がなくなってきたうめちゃん/2003年11月21日・金曜日(出会いから26日)





相棒猫日記

何の警戒心もなく、お腹を見せて眠っているうめちゃんを見ると、今も「2ヶ月間、どこで寝ていたの? 何を食べて生きてたの? ひとりで良く頑張ったね、えらかったね」という思いが胸にこみ上げ、鼻の奥がツンとして、とても切なくなる。
小さな体で、ひとり、頑張って生きてきたうめちゃんが愛しくて愛しくてたまらない。
本当に、会えて良かったと思う。この、かわいい、小さな命と一緒にいることができるのだから。

明日、久しぶりに実家に帰る。
家族と一緒に過ごす時間も好きなので、日曜日まで実家で過ごすつもりだ。
その間、うめちゃんをひとり残して家を空けるのは、心配でとても出来そうにない。一緒に連れて帰ろうと思う。
相棒猫日記
気になるのは、実家で暮らしている猫、パチャとうめちゃんとの対面だ。

パチャは、1歳を少しだけ過ぎた男の子。気ままで、マイペース、のんきでおっとりした猫だ。
うめちゃんは、最近とても活発になっている。会社で過ごす時間、うめちゃんが去ったあと、紙が舞いあがり、ペンが飛ぶ…という元気ぶり。
そんな元気なうめちゃんと、おっとりしたパチャとが、うまく付き合えるだろうか。
お腹を見せ、笑顔で眠るうめちゃんを見ながら、私の心配は高まるのである。





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